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にゃん友さんのA子ちゃん(仮名)より、
市内の便利屋を営む業者が、新聞の折込広告で
便利屋のサービスメニューのひとつとして、
「野良猫の捕獲、駆除・運搬」と、堂々と
宣伝している!との連絡がありました。
A子ちゃんは、その後、この業者に直接電話をしてみたそうです。
最初は電話もかかりにくかったり、かかっても、すぐに切られたり
なんだか不穏な雰囲気だったそうです。
その後、市の『消費生活相談」に電話し、
「野良猫の捕獲、駆除・運搬」は法的に問題ないか質問し、
「猫を捕獲し、保健所(猫のひきとり)に連れてゆく」事は
『窃盗』の罪になると教えてもらったそうです。
A子ちゃんは再度、この業者に電話をして、捕獲の方法を確認し、
市の「消費生活相談」で聞いたやり方にあてはまるため、
『窃盗』の罪になる事を告げました。
業者は、知らなかったと主張したのだけど、
だんだん逆ギレしだし、
「法的にダメならしないがよければする」と言い、
「広告で出したから要望があればする。」そして最後は
「現行犯で捕まえるなら、そうしてもらって結構です。」
と開き直ったそうです。
業者の対応に不安を感じたA子ちゃんは、警察へ通報。
理解してもらえるまで時間がかかったものの、協力してくれる
事となりました。
そこで、市の「猫の引き取り」の担当の方に協力してもらえば?
とアドバイスをもらったそうです。
次に、A子ちゃんは市の「猫の引き取り」の担当者に協力を求めるため、電話をしました。
実際野良猫問題で苦情が多いため、理解してもらえるのにかなり時間がかかって
しまったそうですが、最終的には「愛護センターと協力し、何らかの措置をとる」と
言ってもらえました。
そして、「猫の引き取り」を実際に担当している、愛護センターにも電話を入れて、
この業者の事を伝え協力を求めました。
愛護センターの担当者は、警察や市職員よりも、すぐに深く理解を寄せてくださり、、
業者のしている事は『窃盗』だとはっきり言い、
快く「協力します」と言ってもらえたそうです。
今回、警察や、役所の猫の引き取りの担当の方、愛護センターの方
の協力は得られたものの、そこでなんらかの措置までたどりつくには、
時間がかかります。被害にあう猫ちゃんが多数出て、業者を特定できなければ何も
できないのが現実です。
にゃんず日記を見にきてくださる皆さんにお願いです。
今回の件や、動物実験施設や、三味線業者などに売り飛ばす目
的で猫を捕獲する人は確かにいるのです。
まずはこういう実例があることを知ってください。
神戸市の愛護団体プラーナさんのHPに、注意を喚起する
記事があります。↓こちらをまず是非、ご覧ください。
http://www.prana-japan.com/nekotori.htm
このサイトには、啓発ポスター(pdf)もありますので、
プリントアウトして、お近くの動物病院や、ペットショップな
どに貼って頂けたら、周知への努力の第一歩となるかと思います。
そして、もし、猫獲り業者に遭遇したら、
警察に通報してほしいと思います。
現行犯なら、逮捕が可能だからです。
もし、お一人での行動でなければ、「何をしてるんですか?」
などと声をかけてみるのも効果的ですが、どんな反応が返ってくるか、
わかりませんので、これはあまりおすすめできません。
ボランティアで猫の保護活動をされている方は
捕獲器などに、是非、ご自分の住所やお名前を記載した紙を
貼るなど、捕獲ではなく、保護が目的であることを明確に
することが大切かと思います。
お外の猫ちゃんにご飯を上げてる方は
可能であれば、その子たちに首輪をつけて頂くことや、
避妊去勢手術を少しずつでもやっていくことをおすすめしたい
と思います。
A子ちゃんは、以前はさかんに保護活動をしていて、
たくさんの猫の命を救い、幸せへと導いてきました。
ですが、ある事情により、現在は保護活動を全く出来なくなっ
てしまいました。
でも、こんな風に行動することで、外で生活する猫たちの為に
役立つことが出来るのだなぁと、私は心から感嘆しています。
野良猫に対する私の考え***
野良猫を疎む人はたくさんいるでしょう、
花壇を荒らす、繁殖期に大きな声で鳴く、
えさをやる人たちが残りえさの後片付けをしないため、
不衛生になる、このあたりが理由かなと思います。
花壇を荒らすのは、砂のある場所で用を足すため、
ならば、トイレを設置してやればどうだろう、
繁殖期の声は、不妊手術をしてやればなくなるだろう、
残りえさは、個々がちゃんと後片付けをすればいいだろう、
そうして、みんなが出来ることをやっていけば、
野良猫たちの数は自然と減って行くし、
地域で猫たちの様子を見るシステムが出来上がれば、
住民同士のつながりも出来るし、子供たちも
猫と接していきながら、命の大切さを学び、
大人たちは、猫だけでなく、子供たちを見守ることも
出来るようになっていくでしょう。
猫は愛護動物、なんです。
このシステム(地域猫活動)が出来上がっている地域はまだまだ
少ないです。
柏市のような形にまで行かなくても、個々が出来ることを
やれば、野良猫たちの生きる権利まで奪わなくても済むではな
いか、と思うのです。
「排除ではなく、共存」
小さきものたち、力のないものたちに寄り添う心を
本当は誰もが持っているはずなんです。
出来ることから少しずつやればいいと思います。
実際に保護して里親さんを探して・・・これだけが
保護の活動ではないと思います。
また、愛護センターの方がとても親切に動物の立場にたった
物言いをされているとのことで、こういったところに
勤める人たちも、処分される動物たちの数を減らしたいと
考えておられるのでしょう。
私もA子ちゃんも実際の保護活動をしなくなって久しいですが、
こういう役立ち方もあるのだなぁと今回、感じました。
自分に出来る「何か」を探していきたいと思います。
猫獲りは許さない



