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 昨日のつづき
2004年09月12日 (日) | 編集 |
先月の中ごろに、神戸市内の某所にて山トレをしていたところ、
赤い首輪をした猫ちゃんに遭遇。その場所は、山の中の河原で
その子はキャンプをしている人たちにご飯をねだっていた。
いつもはたいてい、一人での練習なのだけど、その日は
たまたま友人と一緒だったので、その子のことに
あまり時間をもてず、気になりながらも立ち去った。
茶店が近くにあるので、そこの子かもしれない、と思いつつ。

で、昨日、またその場所に行くと、また赤い首輪の子が。
すごく痩せてげっそりしている。パンをあげたが食べず。
人間に食べ物をねだるその様子がかわいそうで
私は泣きながらその場所を去る。
往復コースなので、帰りは、茶店のおばちゃんに
話をきいてみると、8月頃からその子はいて、
誰かが捨てていったらしい。
河原に下りてみると、やはり、キャンプをしている
人たちにご飯をおねだりしていた。

その時点で、気持ちはほぼ固まってきた。

この場所は冬はとても寒くなり、雪も降る。
当然、キャンプなどする人たちはいなくなり、
今でもこんなに痩せているこの子が生きていくのは
まず無理。もともと人間に飼われていたのだろう、
この子の辛い思いを想像すると、胸がつぶれる思いがする。
捨てられたとき、どんな気持ちだっただろう、
もしかしたら、迎えにきてくれるかもしれない、
そう思っただろう、きっと待ち続けていただろう。
そして、諦めたのだろうか。

キャンプをしている人たちのすべてが猫に
親切にしてくれるわけなんてない。
汚い!と言われて石を投げられたりもしたかもしれない。
かつては、大切に飼われていたかもしれないこの子の
心のうちを想像するに耐えない。

家人には、その子のことを話し、
保護してきてもいいかと聞いてみたが
答えはNO!
でもその次の言葉は「どーせ、保護してくるんやろ!」
・・・もちろん。

今朝、髪の毛を切りに行った後、あの子のいる場所の
近くまで車で行き、キャリーバッグを肩にかけて
ランニングシューズで河原まで続く長い下りを
一気に駆け下りた。
いるかなぁ、、不安な気持ちだったけど
ガールスカウトらしき子供たちが座り込んで
いるのが目に入り、きっとそこだ、と思い、
行ってみると、やはりそうだった。
ガールスカウトのリーダーの女性が
クラッカーなどをあげてみたが食べない、と。
やはり8月ぐらいからいて、みるみる痩せて
かわいそうだと。こないだの台風の時など
どうしていたんだろう、、と。。
すぐに持参したカリカリをあげると
おいしそうに食べだした。
その女性にも手伝ってもらって、キャリーバッグに
入れて、すぐに出発。車を止めている場所までは
長い長い急な上り坂。バッグの口が甘く、飛び出す危険も
あるから、口の部分を押さえながら、とにかく早足で
坂を上がる。汗が噴出す。
なんとか車までたどりつき、バッグからキャリーに
移し変えて、すぐに動物病院へ直行。
血液検査一式と耳そうじ、虫下し、のみとりを処方して
もらった。ウィルス検査の方はばっちりパス!
体重は3.2キロしかない。
とても痩せており、脱水状態だとか。
みおちゃんでお世話になっている先生に診て頂いている
間、とてもおりこうにしていた。血液を採取するのも
落ち着いたものだった。

帰宅してから、この子のために用意した部屋に案内し、
トイレの設置をし、床にみおちゃん用だった毛布をひいてやり
キャットニップの入ったおもちゃを置く。
ピタリゲンという頂き物の高価なお水と、おいしいご飯を
おいてあげたら、いっぱい食べて飲んだ。

家人が帰宅してから、この子と対面。
名前、どうしよう、もう一度、幸せになれるようなそんな
名前をつけてほしいというと、しばらく考えて
「ひかり」にしよう、と。
もう一度幸せになれるような希望の光、だそうだ。

ひかりちゃん、これから、よろしくね、
体調が落ち着いたらホームページ作って
里親さん探して、今度はあなたのことを
絶対に捨てたりしない、大切にしてくれる
素敵な素敵な里親さんと一緒に幸せになろうね!

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2004/09/12 11:05 | みおちゃんと子猫・旧絵日記 | Comment (0) | Top▲
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